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トレッドミルと屋外ランの違いは?
2021.01.11
REVIAS大阪北堀江店の増田(@yuji_masuda11)です。
今回はランニングマシン(トレッドミル)と屋外ランの違いについてお話ししていきます。
ざっくり言うと、
トレッドミルと地上でのランニングの動きや力の発揮にかかわるパラメーターは似通っていて、トレッドミルでは空気抵抗がない点を考慮して1%の傾斜をつけた場合、VO2maxも同じになります。
しかし、トレッドミルにトレーニングを補助する効果があるかどうかを決める前に、ランナーなら微妙な違いがあることを知っておかなくてはならないです。
【トレッドミル走】
地面を走るときにくらべて、
膝関節や股関節の屈曲域や足関節の背屈域が減少します。
また接地時の足関節の回転速度が下がる一方で、かかとと足関節の外反(外側に向く動き)が増します。
特に低速(3~4m/s)でのトレッドミル走は滞空局面(足が接地していない局面)を短くし、地面を走る場合に比べてストライドの減少とケイデンスの増加を招く傾向にあります。
一方、
走行速度が8.5m/sほどの高速(全力疾走)だと、ストライドやピッチ、接地時間、滞空時間は地面と
同じです。
ところがトレッドミル走では、支持脚のすね(下腿)が傾きがちで、可動域が広がって角速度(回転運動の速度を表す尺度)が増します。
これにより高速走行時にフラットな着地と、強い前傾を招きがちです。
重要なことですが、
トレッドミル走ではランニングの動力学も変わる可能性があります。
推進力や内外方向の力のピーク値が下がるのは、おそらくトレッドミルのベルトのトランポリン効果によって、推進力を助ける弾性エネルギーがいくらかもたらされるからです。
これにより垂直力や膝のモーメント(回転しようとする力)が減少する一方で、地面を走る時に比べてフラットな着地によって、足関節モーメントが大きくなります。
だからトレッドミルでのトレーニングではやや異なる走法になり、
前傾が増して着地が
フラットになります。
この傾向は傾斜が急になるほど強くなります。
さらに、さまざまな地勢でのランニングを通じて向上するはずの、
動的平衡や関節の安定を得る機会を失うことにもなります。
多様な地勢でのランニングは、接地の衝撃力に対する筋骨格システムの対応力を鍛えるからです。
また、トレッドミルでは方向転換や下りの走行のテクニックを磨く機会もありません。
それでも、
トレッドミルでのトレーニングは有益なものになり得ます。
・心血管の強化
・地面反力が下がることによる慢性ストレス関連のケガ、
またはケガからの回復途上にあるアスリートに役立つ可能性
大阪北堀江店ではランニングのパフォーマンス向上に向けたトレーニングも行っております。
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