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本日は「呼吸と肩こり・腰痛の関係」についてです。

国民のほとんどが抱える、身体的な悩みの代表である「肩こり・腰痛」

様々な原因が挙げられますが、多くは日々皆さんがしている「呼吸」による原因が挙げられます。

今回は少し短いですが、呼吸に起因する肩こり・腰痛のメカニズムについて紹介していきます。

■呼吸のメカニズム

私たちが行っている呼吸は以下の二つの動作が交互に行われています。

吸気（吸息:きゅうそく）

息を吸うのと同時に横隔膜が下方へ下がり、それと同時に肋骨が徐々外側上方へ大きく広がり、

胸腔、腹腔ともに空間ができ、空気が肺に入る動きです。

※横隔膜（おうかくまく）…お腹の内臓全体を囲んでいる呼吸で使用する筋肉。焼肉でいう「ハラミ」部分。

※胸腔（きょうくう）…肺が存在している胸の内側の空間のこと

※腹腔（ふくくう）…内臓が入っているお腹の内側の空間のこと

呼気（呼息:こそく）

息を吐くのと同時に横隔膜が上方へ上がり、それと同時に肋骨が徐々に内側下方へ収縮され、

腹腔と胸腔の空間が小さくなり、肺に含んだ空気（主に二酸化炭素）を吐きだす動きです。

■呼気が浅いことによる肋骨の開き

先ほど、呼気の説明部分で、呼気の際には「肋骨の収縮」が挙げられますが、

現代人には呼気が十分にできている方が少なく、それに伴い肋骨が開いたままの状態の人が多いようです。

この肋骨が開いたままの状態を「リブフレア」と言います。

確認の仕方は、胸の前にある骨（胸骨）を頂点として、

肋骨の前面でできたこの三角形の角度が９０°以上の方はリブフレアと言えます。

■肩こり・腰痛につながる可能性

このリブフレアは肋骨が前面に大きく開いた状態の為、

下のイラストのように常時、腰が反り、お腹が前方下部に出てしまいます。その為、腰痛やポッコリお腹の原因になるのです。

また、肋骨が開きっぱなしの為、呼吸する際に働く「横隔膜」も十分に働いてくれません。

その為、姿勢が乱れたり、常時肩を使って呼吸することが多くなり、結果肩こりにもつながるのです。

■対策には

息を吐く際に肋骨を閉じる動きを常に意識して行いましょう。

肋骨を両手で抑えながら呼吸を行い、肋骨を閉じる感覚を覚えるようにして、慣れてきたら何も使わないでもできるようにしましょう。

なかなか意識ができない方は肋骨周りに、タオルを巻いて肋骨を閉じる練習も効果があります。

■最後に

皆さんが一人ひとり持つ身体の悩みはちょっとした悪い生活習慣から起因することがほとんどです。

逆に毎日行っている無意識な動作（歩行、排せつ、呼吸、咀嚼等…）を改善していくことで解決することが多いです。

ぜひこれを機会に日常の何気ない動作を意識的に変えてみてください。

変え方がわからない人は私たちにぜひご相談ください🔥🔥

本日は以上になります。

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