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本日は「チーティング」についてです。

トレーニングをしている人なら聞いたことのある人もいると思いますが、

知らない人はこれを機に知っておきましょう。

■チーティングとは

反動や他の部位の力を借りることを「チーティング」といいます。

一方、反動を使わずに挙上することをストリクト（「厳しい、厳密な」という意味）と言い、

これはウエイトトレーニングの基本フォームということになります。

チーティング法とはセット終盤で反動を使って、更にレップ数を稼ぐテクニックですが、主に上半身種目に対して行われます。

チーティングの原動力となる筋肉は下半身の筋肉群で、具体的な動作としては「膝の屈伸」と「足首の伸展」の勢いを利用します。

1　高い負荷をかけることで筋肥大を促す

より高い負荷をかけることで、筋肥大や筋力増大を期待できるようになります。

通常は1セット10回しかできないトレーニングでも、チーティングを使えば12回できるかもしれません。

そのプラス分が、確実に筋肉に負荷をかけるため、より効率的に筋肥大・筋力増大が実現できます。

2　マンネリを打破できる

これまで扱えなかった重量を使うことで、トレーニングのマンネリ化を防止できます。

筋トレを始めたばかりの頃は上げられる重量がどんどん増えていったが、

しばらくすると重量を増やすことが難しくなったという経験を持つ方は多いと思います。

しかし、これまで50㎏しか上げられなかった人が、チーティング法で60㎏を上げます。

しばらくすると身体が60㎏に慣れ、チーティング法なしでも上げられるようになります。

重量が伸び悩んでいる時も、チーティング法は有効と言えます。

■デメリット

1　フォームが崩れる

反動をつけることでフォームがバラバラになってしまいます。

トレーニングでは、基本的に反動をつけず、正しいフォームで行うのが良いとされています。

反動を使うのはスティッキングポイント（一番負荷が掛かるところ）を超える時だけで、

それ以外は正しいフォームでトレーニングを行うことを意識しましょう。

2　ケガのリスクが通常よりも大きい

下半身の反動を使うことでケガのリスクが高まります。

通常より高い負荷をかけるということは、腰や膝に大きな負担を掛けるでしょう。

■よく使われる筋トレ種目

●ケーブルローイング

ケーブルローイングは比較的簡単にチーティング法を使用できるトレーニング種目で、膝屈伸によって行います。

チーティングを行う時に上半身を倒しすぎると、負荷が背筋から逃げてしまうだけでなく、

腰を痛めるリスクがありますので十分に注意してください。

●バーベルカール

バーベルカールはチーティング法が適したトレーニング種目の代表的なものですが、

具体的には、膝屈伸の反動を使ってバーベルを挙げ、そこからゆっくりと耐えながらバーベルを下ろしていく時に効かせる、

といったやり方です。

本日は以上になります。

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